シーズン終了?

私の鰻釣りは今年で7シーズン目となる。
私のホームの日本海側のポイントは、過去のデータから見ると毎年5月上旬から釣れだし、12月の上旬で終わるといったパターンが続いている。
もちろんこれ以外の時期でも釣ったことはあるのだが極めて効率が悪く、とてつもない忍耐を要求される。
で、そろそろ今年のシーズンも終了に近づき、恐らく今週末の出撃が最後になるだろう。
そこで今夜は今年の鰻釣りを振り返ってみることにする。

私は今シーズン初めのころに今年は全国的に「鰻の当たり年」と予測し、それを「うな輪」などにも書き込んだ。
根拠は?と問われれば・・・ もちろん化学的な裏づけなど無い!
ただ、以前に日本海側の漁師から「鰻は6年周期」と聞いたことがある。
となると、私が鰻釣りを始めた2002年、たしかに良く釣れた。
何の知識も技術も無く、まして「うな輪」と出会う以前でもあり、ズブの素人であったにもかかわらず、ボーズは無し、行けばほぼ必ず釣れた。

今年はその初年度から数えて6年目、あの漁師の説が当っているならば今年はそうとうな数が期待できる、あの頃よりは多少は知識も技術も身についてるはずや。

で、実際にはどないやったかというと、4月に初物を釣り上げまあまあ滑り出しは好調、その後もまあまあのペースで、全国のメンバーの釣果を見ても数も型も例年より好調で、予測が当ったことを喜んでいた。
そして「9月ごろには本格的に爆発するかな?」などと考えていた。
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※画像はシーズン前半のホームでの鰻。

ところが、7月中旬辺りからどうもホームの様子が変わってきた。
梅雨に雨が殆ど降らず、水温も例年より高めで推移している。
出撃してもボーズか、釣れても数も型も満足いく結果が得られない・・・
そこで、目先を変えて8月上旬から瀬戸内側の近場を攻めてみることにした。
これまではあまり興味の無かったエリアなのだが、昨年より「うな輪」でめきめきと頭角を現してきた関西の新勢力「TEAM・ICU」リーダーのうなぼうずさんの悪魔の囁きに負け、「夕涼み」と称してコラボ出撃を繰り返した。
今年はゲリラ豪雨など、阪神間は私のホームに比べれば降水量が多い。
私のホームとは違い、瀬戸内側は天国のように快適なロケーションの釣り場が多く、実際、夕涼みがてらのお気軽出撃で数も型もそこそこに釣れた。
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画像は8月上旬に兵庫県瀬戸内側で釣った鰻。

しかし・・・ 8月23日から始まった1ヶ月のロングスパンの「うな輪団体戦」開始直後から状況が一変した。
もっとも私自身は「大会はホームで」の新年に基づいて日本海側を攻めたのだか、瀬戸内側を攻める「TEAM・ICU」をはじめ、私も含め、日本海側や関東・東海・四国・九州までが大苦戦する展開となった。
前半戦で70センチ台が数本上がり、80超えも出るやろと読んでたら、エントリーサイズの60センチをあげるのに全国の精鋭たちが四苦八苦している。
中盤に差し掛かってようやく70台があがりだしたものの、80~90がなかなか出ない、それどころかこの時点でもエントリーサイズが釣れずにのた打ち回るベテランが多数・・・
結果的には「TEAM・ICU」が総合力で優勝を勝ち獲り、個人の部では身内のフーチンさんが94センチをあげて初の団体戦に花を添えてくれたのだが、やはり全体としては予想外の渋い釣果となってしまった。
私にいたっては最大が69センチと、なんとも情けない結果に・・・

冒頭でも述べたように今年は当たり年と予測し、少なくともその予測は前半は当っていた。
日本海側とそれ以外の地域、多少の時間差はあったにしても、何故後半に急激に落ち込んだのか?
考えられるのはやはり降水量である。
今年はほとんど台風が上陸せず、水温の上昇、それに伴う水中の酸素不足、鰻の餌となる生物の移動、それに伴って鰻も移動・・・ など色々と考えられるのだが、こうまで見事に悪いと打つ手が・・・・無いっ!
ま、自然が相手やからしゃあないと諦めるしかない。
今週末も天気が悪くなりそうで、気温もかなり下がりそう。
あんまり期待は出来んけど、シーズンを締めくくる恒例の出撃やし、来年用の新仕掛けも試してみるつもりやから頑張ってみることにする。
見事「冬鰻」を釣り上げることが出来たらここで発表しますから、皆さん期待せずに待ってて下さいね。