神戸ルミナリエ

今年もまた神戸ルミナリエに行ってきた。
阪神淡路大震災の年の12月、瓦礫の中で「犠牲者への鎮魂と復興への希望の灯」として第一回目が開催され、早いもので今年で14回目となる

あの震災で神戸の町は色々な物がリセットされ、また私の中でも価値観に大きな変化があった。
仕事で震災報道に携わったため、発生当日に現地入りした私の目には、変わり果てた神戸の町やそこに住む人々の姿が今も焼きついている。

私は第一回目から皆勤を続けているのだが、いつのころからかルミナリエは我が家の恒例行事と化しており、正月の初詣よりも私にとっては意義あるものとなってしまった。
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神戸の町は見事に復興した、そう、少なくともハードの部分では・・・
でもそこに住んでいた人たちや、高層の復興住宅に転居を余儀なくされたお年寄りたちの心までは復興出来たんやろか・・・?
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               港町神戸の象徴「ポートタワー」 

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                   神戸海洋博物館

神戸ルミナリエは年々資金難で開催が危ぶまれている。
来場者には「100円募金」が呼びかけられ、記念グッズの収益も次回開催の為に役立てられる。
引き出しの中にけっこうこれまでのグッズが溜まってきた。
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景気の悪化で地元企業の協賛金も減り続け、神戸市の財政も苦しく来年の開催は大丈夫なんやろか?
しかし、神戸ルミナリエは他のイルミネーションのイベントとは、その趣旨も起源も異なる。
どうか来年も開催されるよう願いながら、今年も少しばかりの募金をしてきた。