3年ぶりの優勝

か・・・ 勝った・・・
必死やった・・・
うな研の6月大会、正に薄氷を踏む思いでの勝利でした。
今年は4月大会から9月大会までの6戦で組まれており、期間中に1日だけ出撃をして勝敗を競い、全大会のトータルポイントで年間王者が決まります。
15日月曜日から始まったうな研6月大会、私は最終日の21日に出撃宣言をしていたのですが、5月大会優勝で調子こいてる勢いに乗るはまぐりさんが、19日の出撃で76cmを釣り上げ暫定トップに立ちました。
5月大会では私は72㎝で2位、シリーズランキングも4位につけているので、76㎝を上回って優勝すれば逆転トップの可能性もあります。
20日土曜日は私以外の管理人3人も、はまぐり退治と管理人の威信にかけて気合満タンで出撃しましたが、これがまさかの全滅・・・\(◎o◎)/!
さぁ・・・ これで私のプレッシャーは頂点に達しました。
21日は昼過ぎに無理やり仕事を終わらせ、前記事で下見しておいた新ポイントへ出撃ですが、ここはバイクでしかアクセスできません。
しかし雨が止まず、車での出撃も脳裏をよぎりましたが、消極的な闘いはしたくないので、雨の中をバイクで出発。
第一ポイントへ到着するころには幸いにも雨は上がり、ザイルで道具を崖下に下ろし、戦闘準備に入ります。
18時に戦闘開始。
ところが、このポイントはモクズ蟹の巣窟のようで、餌の鮎がボロボロになって上がってきます。
20時ごろにようやく本命のアタリはあったものの、合せが早すぎてすっぽ抜け。(ToT)/~~~
21時、意を決して第二ポイントへ移動。
例の吊り橋を渡り、獣道をバイクで下り、その先は薮の中を徒歩でポイントへ向かいます。
夜露で濡れた葉っぱや草でびしょ濡れになり、蜘蛛の巣と苔むした岩に難儀こきながらようやく水辺に到着。
22時過ぎに第2ラウンドの開始です。
瀬音と鹿の足音、カジカの鳴き声だけが聞こえる漆黒の闇です。
23時前、大きなナマズが釣れ、それをリリースした直後に、水中の大岩の向こう側に仕掛けを投入してい左端の竿に本命らしきアタリ、先ほどのすっぽ抜けに懲りていたので、今回はじっくりとラインを送ってしっかりと飲ませます。
ググ~ッと引いたところで渾身の合せっ!
潜られました・・・(ToT)/~~~
どうやら岩の下に入っているようで、竿にはグングンとした手応えが伝わってきます。
ドラグをギリギリまで締め込み、竿が満月になるまでテンションをかけますが出てきません。
イメージ 1
左腕で竿を持ち、右手だけで撮影した画像です。

テンションを緩めたらさらに潜られるので、この状態で30分ほど格闘しましたが、最後はラインが岩に擦れてあっけなくプッツン・・・(ToT)/~~~
巨大な敗北感が全身をつつみ始めたその瞬間、岩の手前に投入していた隣の竿にアタリが\(◎o◎)/!
今回は焦らず遅れず、絶妙のタイミングで合せが決まりました。
かなりの手応え、間違いなく70オーバーの感触です。
ヘッドランプを点けると、澄み切った水の底2メートルほどのところに大型鰻の姿を視認。
慎重に慎重に、まさに神に祈るような気持ちでやり取りして取り込みました。
目測で80弱・・・
さらなる大物をとも思いましたが、翌日の仕事のことを考えると、これ以上は大人げないと判断し撤収。
帰り道は薮の中で道に迷いそうになりながらも、意気揚々と引き揚げました。

イメージ 2
釣り上げた直後は夜目欲目もあり、80あるかとも思いましたが、計測するとはまぐりさんを1センチ上回る77cm。
去年のオープン戦で優勝はしているものの、シリーズ戦では2012年6月大会以来、3年ぶりとなる優勝です。

イメージ 3
両部門とも2位にははまぐりさん、3位には千葉の新人である仙人さんが入りました。

はまぐりさんの連勝阻止と管理人最後の砦としての重圧、さらに昨年の型の部チャンピオンのままこの世を去った闘将す~さんへの思い、自身の8年ぶり王座獲得のチャンスなど、近年では最も気合の入った大会となりました。
シリーズランキングもトップのはまぐりさんに4ポイントと迫る2位。
このテンションと勢いを維持して、7月大会はさらなる大物を狙います。