天皇皇后両陛下パラオご訪問

8日から天皇皇后両陛下がパラオ共和国をご訪問されます。
陛下の20年来のご希望が、戦後70年の今年、ようやくかなうわけです。
現地では早くから歓迎ムードが高まり、パラオがいかに親日国であるかが判ります。
パラオ大東亜戦争の激戦地でもあり、ペリリュー島では日本軍守備隊が玉砕しております。
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画像は息子が昨年、ペリリュー島を訪れた際に撮影した日本軍戦車の残骸です。

パラオはスペインの植民地でしたが、その後はドイツに売却され、永きにわたり白人植民地として過酷な歴史を辿ってきました。
第一次大戦でドイツ敗戦後、パリ講和会議によって国際連盟より日本が信託委任を受け、パラオ委任統治領となりました。
日本は教育、文化、行政、法制度、都市インフラなど、それまでの植民地時代とは全く異なる施策を実施しました。
大東亜戦争終結後はアメリカの信託統治領となりましたが、後に日本の外務省に「日本への再統治」を打診してきました。

大東亜戦争では、迫りくる米軍に対し「日本軍とともに戦う」と決めた島民を、ペリリュー島守備隊長の判断で全員疎開させ、島民には一人の死者も出しませんでした。
このURLはウキィペディアの「ペリリュー島の戦い」の解説です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

以下はアメリカ海軍ニミッツ提督の詩文とそれが刻まれた石碑です。
"Tourists from every country who visit this island should be told how courageous and patriotic were the Japanese soldiers who all died defending this island. Pacific Fleet Command Chief(USA) C.W.Nimitz"

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「諸国から訪れる旅人たちよ この島を守るために日本軍将兵がいかに勇敢な愛国心をもって戦い そして玉砕したかを伝えられよ 」
米太平洋艦隊司令長官 C.W.ニミッツ




日本とパラオ ~歴史を越えた友情~


イメージ 1    パラオ共和国の海底に眠る陸軍徴用船「てしお丸」
この船と乗組員たちの命日3月30日に自らその船体に潜り献花黙祷を捧げる
のはトミー・E・レメンゲサウJr.現パラオ共和国大統領です。


以上、ざっと日本とパラオの関係やその歴史を書きましたが、今回の天皇皇后両陛下のご訪問に際し、各メディアがニュース番組でそれを報じております。
その中で、パラオ共和国を紹介する部分での編集内容が、呆れてしまうほどの偏向振りで、中には吐き気をもよおすほどのものもあります。
あえて局名や番組名は伏せますが、どこも横並びで「第一次大戦で日本がパラオを占領し、植民地としました。」「日米両軍の激しい戦闘は、島民の生活の全てを奪いました。」的な物ばかりで、それまでのスペインやドイツの隷属的植民地時代や、島民に戦闘による死者が出なかったことには触れず、委任統治領を植民地と言い換え、日本が武力で侵略したかのような言い回しをしています。
これは明らかに悪意をもって戦前戦中の日本を貶めようとする意志が見え見えです。
何も知らない子供が、または「戦前の日本や日本軍=全て悪」の固定観念から抜け出せない人からすると、「日本は朝鮮や中国だけでなく、こんな平和な南の島まで侵略したんだ・・・ 謝らなくては・・・」となるわけです。
マスコミに巣食う反日思想に染まった連中のどす黒い魂胆が見え見えで、反吐が出そうになります。

ま、それでも今回の天皇のご訪問で、今後の両国関係がより一層親密になることは間違いありません。
戦後70年・・・ そろそろGHQが戦後日本に仕掛けたWGIPの呪縛から抜け出すべき時期に来ています。
戦後100年まであと30年です。
この30年で日本を取り戻すことが出来るかどうか?
あ、安倍さん、日本を取り戻すなら日米安保破棄と8月15日の靖国参拝は避けては通れまへんで。^_^;