浦島太郎Ⅱ


徳永英明 - 壊れかけのRadio

の「浦島太郎」の記事にも書いたんですが、自分がオーディオの世界では完璧に浦島太郎になってたんで、これまでの観念を全て一旦リセットして、パソコンを中心とした、いわゆるPCオーディオを構築することにしてみました。
要するにレコードプレーヤーやCDデッキの代わりにパソコンを再生機として使うわけで、なるほど、これなら安上がりでスペースも取らないんで、後は今使っているスピーカーを鳴らしてくれるアンプだけ買えばええわけです。
で、国産や英国製のアンプを候補に挙げて、あれこれネットで調べてるうちに目に留まったのが小型のデジタルアンプ。
近年ネットで話題になってるらしく、調べてみるとAmazonなどで驚くほど色々と出ている。
いわゆる中華アンプと呼ばれるもので、2千円台から高くても1万円弱(@_@)
ネットではかなり評価が高く、これまでオーディオに何百万とかけてた人が、今までの投資は何だったんだとかのコメントも散見される。
しかし、一方では中華アンプはゴミとかオモチャとかのコメントもある。
まぁ、あかんでも数千円、騙されたつもりでと1個買ってみた。
手始めにと思い、あえて一番オモチャっぽいものを選んだ。
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手前にある赤いのがそれで、タバコの箱ぐらいの大きさ。
このサイズで出力は50w×2
ほんまかいな・・・^^;
電源アダプターやAUXコードまでセットで3.290円、ドブ銭覚悟でポチッ!
翌日には届いて、早速PCと左側のサンスイの3ウェイスピーカーに繋いで鳴らしてみる。
ちゃんと鳴るがな・・・ しかしなんか音が硬いというか、全体的に耳障りな感じが・・・
ま、音っちゅうのは主観的なもんで、自分の好みもあるんで、物は試しともうちょい高いのを買ってみた。
左側の黒の2つ。
上が真空管とデジタルのハイブリッドのプリメインアンプで下がデジタルのパワーアンプ
そして右側で青い光を放っているDAC、デジタルアナログコンバーターとかゆうやつ。
この3つを繋げてPCとサンスイのスピーカの間にかまして鳴らしてみた。
いやはや・・・ 正直驚きまし
3点で1万5千円足らずでこれほどええ音が出るとは・・・
比較用にヤフオクで買ったヤマハのスピーカーやkenwoodのアンプとも繋ぎ代えて色々と聞き比べましたが・・・ 中華アンプ恐るべしです。(@_@)
後は耐久性ですが、この値段なら1年で壊れても腹は立ちません。^^;

で、このkenwoodのアンプはチューナーも内蔵されてるんで、久しぶりにラジオでも聞いてみるかと思いました。
PCオーディオなんで、今の時代はhttp://radiko.jp/
にすりゃノイズフリーで、その上に全国のAMとFMが聴けるんやが、そこはベッドの中でラジオのチューニングダイヤルをいじくってた世代です。
やはりラジオはあの自分で電波を探すのが醍醐味。
で、またもやAmazonでAMとFMのアンテナをポチッ!
しかし、FMはええとしても、AMに関しては今の時代、家も鉄筋コンクリートになり、電波障害になる家電やエアコンの室外機などの増加で、昔みたいな楽しみ方がでけんことを思い知る羽目に・・・
アンテナを延長したり、ベランダに出してみたりとあれこれやってみるものの、さして効果は無し。
観念して時代に迎合しradikoに登録しました。
チューニングの醍醐味ゃワクワク感は犠牲になったけど、AMがFMのように鮮明で音質もええ。
ほんでもって、全国のラジオが聞き放題・・・
味気ないと言えばそれまでやけど、これが時代っちゅうもんなんですな。。。^^;

時空を超えて

久しぶりにバイク関連の本を買った。
友人から「ぱらまたさんも写ってますよ」と教えられていたので、家内のリハビリがてらの散歩の途中に本屋に立ち寄った。
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モーターマガジン社発行の「バイク界の逸話」
同社のネット版[WEBオートバイ]で紹介されていた記事を本にまとめたもので、手に取ってみると、「バイク編」と「人物編」の二部構成で、70年代から80年代にかけてのバイクや人物の懐かしいエピソードが溢れている。
私が写っているのは、人物編の「須田 高正」の記事で、これに関してはこのブログの過去記事の
にライダー側から見た内容で書いていますが、この本の内容はジャーナリスト側からマシンビルダーの須田高正氏にスポットを当てています。

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表彰台を独占したドクターSUDAチームのライダー6名、一番右端が私です。

この記事以外にも、懐かしいバイクや人物が多く登場しており、中でも70年代から80年代にかけて、カリスマ的な存在であった女性ライダーの堀 ひろ子さん。
そして、ひろ子さんと耐久で二回ペアを組み、その後二人でサハラ横断に挑戦した腰山 峰子さん(旧姓今里)のお二人。
峰子さんとは今も親交があり、先日も過去記事の
の件で連絡を取り合い、色々と尽力していただきました。
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81年鈴鹿4時間耐久、スタート直前の掘 ひろ子さん(左)と今里 峰子さん。

まだパラパラっとしか読んでないのですが、およそ40年ほどの時空を超えて、あのころの空気や匂い、そして音までが脳裏に蘇ってきます。
一気に読むと、自分の記憶や思い出が交錯し頭の中が混乱しそうなんで、毎晩1~2編ずつ、コーヒーでも飲みながらゆっくりと読んで、思い出に浸ることにします。


昨日は古いバイク仲間の一人が、帰ることのないツーリングに旅立つというので、神戸まで毎度の弾丸ドライブで見送りに行ってきました。
スズキの隼乗りやった友人、戒名に「隼」の文字が入っていました。 
葬儀には関西在住の友人たちが乗る大型バイク6台が参加。 葬儀会場から斎場までの道のりを霊柩車の後ろを走り、斎場では隼のエグゾーストサウンドで見送りながら最後のお別れをしました。
友人の御親戚の方たちはかなり驚かれたと思いますが、友人の奥さんや息子さんからは、この送り方を提案した際に快諾を頂き、この型破りな葬儀となりました。
夕方に葬儀の全てが終わり、友人たちと別れ、国道二号線に出て、なんとなくポートアイランド方面にハンドルを切りました。
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北公園からの夕日です。
正面に川崎重工、左端に和田岬三菱重工のクレーンが見えます。

恵方巻き

今年も余った恵方巻きが大量に廃棄されたらしい。
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0203/mai_190203_1387637779.html
豚の餌にして再利用するから、まったくの廃棄やないかもしらんが、それにしてももったいない。
子供の頃、大人から「食べもんを粗末にしたら目ぇ潰れるで!」よく叱られたもんや。
その大人が今は、まだ食べれるもんを大量にほかしてるっちゅうのは、どうゆうこっちゃねん。
クリスマスケーキなんかでも同じことが起こってるみたいで、ほんまどうにかならんのか。
品切れや在庫不足を恐れて大目に発注するらしいけど、そもそも恵方巻きなんちゅうもんは20年ほど前から、回転ずしチェーンや海苔業界やコンビニがでっちあげたインスタント伝説で、さも昔から関西には「節分の日にはその年の恵方を向いて、巻きずしを無言で丸かぶりする」なんちゅう伝統が有ったかのようにゆうとるけど、そんなもんあるかい!
関西で生まれ育った私の記憶では、確かに節分の日には巻きずしと鰯の塩焼きを食べてた。
あと、柊の葉っぱと鰯の頭を玄関先に飾って魔除けのまじないをしてたように思う。
しかし、巻き寿司は母親が包丁で一口サイズに切って、皿に盛りつけてたで。

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共に毎日新聞デジタル版からの抜粋ですが、関西以外の地域では「最近食べるようになった」の多さが顕著で、いかに企業の戦略に乗せられてるかが判りますね。
ま、バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈る、お返しにホワイトデーに男性がマシュマロを贈るっちゅうのも似たようなもんで、日本だけの風習ですわ。

因みに我が家の今日の晩飯は・・・
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うな研の盟友が贈ってくれた播州室津の牡蠣の蒸し焼きと、やはりうな研の盟友が営む寿司屋の恵方巻き。 ね、ちゃんとカットしとるでしょ。
丸かぶりなんちゅう品の無いことは関西人はせんのですよ。(^O^)

浦島太郎

私はオーディオマニアではないので、日頃は今のオーディオ事情には特に関心が無く、世の中の状態がどうなってるかを全く知らなかった。
オーディオマニアでないとはいえ、世代的には日本のオーディオ全盛期の頃に青春時代を送っているので、自分なりの好みや拘りはあるわけで、サンスイのアンプやスピーカーを愛用してきた。
そのアンプが壊れたので、一時は修理も考えたが、山水電気そのものが今は消滅しており、ネットであれこれ調べて、修理できるところも見つけたけど、コストやこの先のことを考えると、適当なシステムコンポと買い替えるのもええかと思い、電気量販店に行ってみた。
すると、なんとも寂しい状況で、広い売り場の隅っこに申し訳程度の数の商品が展示されている。
それもミニチュアサイズというのかブックシェルフさいずというのか、とにかくしょぼい物しかない。
価格帯も1万円台からせいぜい5万円前後。
デモ機で音出ししてた機械の前に立ってみて、音量を上げてみたけど、なんと貧弱なこと・・・
いや、音質自体は決して悪くは無いんやけど、所詮は弁当箱ほどのサイズのスピーカーやから、迫力や厚みがない。
店員に、他の機械を視聴させてくれと言うと、「あ、現在はこれしか配線してないんです」
私は驚いて「あ、あのなあ、オーディオは見て楽しむもんやないやろ、聴いて楽しむもんやのに、視聴でけな展示してる意味が無いやろ」
店員は「あ、はぁ・・・ 申しわけありません・・・」
このやる気のなさに、この店には見切りをつけて別の量販店へ。
次の店では、展示点数はやや少なめであったが、全て視聴可能状態。
で、5機種ほど聴いてみて、やはりドングリの背比べ。
そして多くの機種がBluetoothだUSBだ酢だコンニャクだと、スマホや携帯オーディオとのリンクを謳っている。
私にとってはどれも不要の機能で、まったく買う気にならん。
店員曰く、昨今はオーディオは二極化してて、量販店で扱うのはせいぜいこのクラスまでで、それ以上は一気にハイエンドオーディオの領域に入るらしい。
つまり、私のような中途半端な音楽好きが欲しいミドルレンジの商品は無いらしい。

大阪の日本橋電機屋街には昔から多くのオーディオ専門店があるが、そこそこの音で満足できる私の耳では、そんな専門店に行かずとも、30年ほど前なら近所の量販店で適当なものが必ずあった。
それが今ではこの変わり様・・・
正にオーディオ浦島太郎です。

帰宅して、ネットであれこれ調べてみたところ、なるほど・・・
オーディオの世界は私が知らん間に大きく様変わりしとるんですね。

別にクラシックやジャズをガンガン聴くわけでもないんで、そこそこの音質と心地よさがあればええんで、適当なプリメインアンプと、それと相性のええスピーカーやCDレコーダー。
日本橋の専門店のサイトとかを見てみると、なんとか揃いそうです。
この際やから真空管アンプなんかも候補に入れて、次に大阪に行った時に実際に視聴してみて、好みのもんを探してみよと思うてます。

天使がやってきた(^O^)

先日、家内の入院中にリハビリを担当してくれたリハビリ士の女の子が二人我が家に遊びに来てくれた。
五か月間にわたり、毎日献身的にリハビリをしてくれたお蔭で、家内は予想以上の回復をし、そのお礼の真似ごととして、本場関西仕込みのお好み焼きを振る舞いました。
病院での彼女たちは、プロ意識に溢れており、時には鬼のように厳しく、時には天使のように優しい存在でした。
我が家で見る二人は、病院のそれとは違い、やはり二十歳前半の女の子、よく食べよく笑い、大人の女性と少女の中間ぐらいで、ケーキを見た時のはじけるような笑顔、まぁ可愛いこと。
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私たち夫婦にすりゃ、歳をとってからの子供、息子から見ても歳の離れた妹ぐらいの存在です。
こんな若い子が親元を離れ、しっかりと人の役に立つ仕事をしている姿を見ると、己の若いころのええかげんさを痛感します。^^;
病院にはこんな若い子らがぎょうさんいてました。
日本の将来は決して暗くないですね。(^O^)
歳をとると、てめえの若いころを棚に上げて「最近の若いもんは・・・」などとほざく輩がいますが、今の時代はてめえらが創ったんやろっちゅうことですよ。
今の若い人は実にしっかりとやってますよ。
次は天然ウナギか関西のうどんすきを振る舞うことにします。(^O^)