転載 真悟の時事通信2015/4/2

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評価すべきこと

平成27年4月2日(木)
 これまで、戦後七十年総理大臣談話に関する記述が多かった。その偏りを是正する為にも、次の点を指摘しておきたい。

(1)安倍晋三総理が、自衛隊を「我が軍」と呼んだことを評価する。
 
 自衛隊の最高指揮官は、内閣総理大臣である。
 その最高指揮官は、如何なる自覚を以て、
 その指揮権を行使するのか。その指揮権の本質は何か。
 この自覚の有無が、有事において国家と国民の生死を分ける。
 
 その指揮権の本質は、国家国民の為に
 「軍隊を動かす」
 ということである。
 
 安倍晋三総理大臣が、自衛隊を「我が軍」と呼んだということは、
 彼が自らの指揮権の本質を自覚していることを示す。
 よって、評価する。

 これに対して、
 自分が最高指揮権を持っているという自覚がなかったのが、
村山富市である
菅直人も)。
 従って、二十年前の阪神淡路大震災の際に、
 この男は、ぼーっとしていて、直ちに自衛隊を動かさなかった。
一種の痴呆
である。
 そして、この男の総理大臣として許されざる万死に値する無自覚によって、
 助かるべき多くの人々の命が失われた。そして、この男はまだ生きている。
 
※不肖ぱらまたもこの事実は震災当日に現地で目の当たりにしております。


 安倍晋三総理は、このような村山富市とは違う。
 よって、その談話も天地の違いがあることを切に期待する。

(2)安倍総理がロシアの対独戦争勝利記念式典に参加しないことを評価する。
 
 十九世紀末の露清密約のように、
 ロシアと中共は、「反ファシスト・反ナチ戦争勝利パレード」で共闘してアピールしている。
 従って、九月三日の習近平が主催する対日戦勝利パレードも、
 ロシアとセットなのであるから当然に不参加である。

(3)アジアインフラ投資銀行(AIIB)不参加を評価する。

 中共が何をたくらんでいるか、見え見えではないか。
 
 十九世紀末、露清密約と同時期、露清銀行というのが設立される。
 出資者はロシアとフランスだ。例の我が国への三国干渉によって清への権益拡大を狙う連中である。
 案の定、露清銀行設立の目的は、
 ロシアがシベリア鉄道を敷設し、清への借款によって影響力を強めることである。
 清も、露清密約によって満州をロシアに提供してロシアの庇護を受け、
 さらに露清銀行から金が流れ込むなら大歓迎である。

 AIIBは、現代版の露清銀行である。
 ここに流れた金は、中国共産党が使う。その多くは、共産党幹部が着服する。