国産ビンテージジーンズ・・・なのか?

また変な物を手に入れた。
家内からすりゃほとんど「ゴミ」である。
以前の記事http://blogs.yahoo.co.jp/kitanotamotu/31862822.html
にもあるように、私は昭和40年前後の国産ジーンズを集めてるのですが、集めるのは未使用、つまりデッドストックと呼ばれる、早い話が当時の売れ残りや不良在庫品が主です。
で、今回手に入れたのがこの二本なんですが、みればみるほど「?」になります。
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左は皮パッチと紙タグに「CANTON」のロゴがあるのですが、私が所有しているCANTONはいずれも紙パッチで、ポケットのステッチも見たことのないX型。
ビスネームも赤ではなく青で「SALTYDOG」と「68」の二枚が。

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内側のタグはこのように$6.10の表記が。

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             トップボタン

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               リベット

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                               ジッパーには縦にCANTON

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で、左スレーキ上にSALTYDOGのタグがあります。

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              ダグの裏側

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           最も特徴的な生地裏のプリント

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        コインポケットはホームベース型です。



右側のも、これまた解らん・・・
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経年劣化で割れてた紙パッチ。 書かれている内容がいかにも黎明期の国産ジーンズっぽい。

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一枚目と同じように青のビスネームですが、こちらは1枚でサイズのみ。

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バックポケットのステッチは同じくX。

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         トップボタンはたぶん同じもの。

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         ジッパーは縦にBESTの文字が。

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    最も特徴的なのが生地裏の色。 こんなのは見たことが無い。


昭和38年ごろ、当時の大石貿易がアメリカのCANTON社から生地を輸入し、岡山のマルオ被服、現在のBIGJONに縫製を委託して、初の国産ジーンズとしてCANTONが発売され、さらにSALTYDOGという別ラインがあったのは知ってる。
しかし、この2本を見ていると解らんことだらけで、特に2枚目画像の「$6.10」の表記が・・・?
デザイン的に見てもこの二本は同時期に作られた物であることは間違いないやろけど・・・

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以前から私が所有しているこれらの物とはかなりの部分が異なる。

BIG JOHN
とにかく半世紀ほど前のことやし、メジャーなリーバイスなんかのビンテージとは異なり、ググってもほとんど情報が無い。
どなたか詳しい方おられましたら教えてください。<(_ _)>