静岡の蕎麦屋①

うどん文化圏で育ったコテコテの関西人の私にとっては、どうにもあの蕎麦屋や、自称蕎麦通の連中の気取った雰囲気が苦手で、なかなか理解しがたい食い物ではあったんですが、静岡に来てからはわりと蕎麦を食うようになりました。
で、昨夜は家内と二人で、「静岡市内では恐らく一番」と評判の店に行ってきました。
なんでも茶所で有名な川根で栽培されている静岡在来種の希少な蕎麦があるらしく、聞くところによると香りと粘りが特徴らしいです。
静岡駅からほど近い場所にそのお店はありました。
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なかなか高級な感じの店構えです。

店内に入ると右側に下駄箱があり、靴を脱いで上がるスタイルです。
蕎麦屋というよりもちょっとした料理屋のような内装で、落ち着いた雰囲気が漂います。
このお店、店主のその日の気分で打つ蕎麦の産地が変わるみたいで、この日はお目当ての静岡在来種の蕎麦ではなく、福井大野の蕎麦とのことでした。
少し残念でしたが、次の楽しみに取っておくことにして、私は十割の盛り蕎麦、家内は温蕎麦の野菜天付を注文。

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福井大野産の十割蕎麦です。
最初は右の小皿の岩塩でいただき、その後はそばつゆでいただきます。
最後は蕎麦湯で〆てごちそう様。
蕎麦通のような小難しい表現は出来ませんが、素直に美味かったです。ヽ(^o^)丿

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サイドメニューの京風出汁巻きです。
このお店は出汁巻きは江戸風と京風の二種あるのですが、今回は京風をチョイス。
う~ん・・・ さすがはプロの味です。 出汁の効かせ方や火の通し方が絶妙でした。
画像にはありませんが、家内の温蕎麦もなかなかのもので、添えられた野菜のてんぷらも季節感たっぷりで実に秀逸でした。
なによりもお店の人たちの対応が丁寧で、これもまさに味の内です。
そしてお店の雰囲気とは裏腹に、価格もリーズナブルで、また静岡でお気に入りの店が増えました。