関西目線の民俗学① 餅

さて、新書庫「関西目線の民俗学」の第一弾です。
お題は country-gentleman さんからいただいた「餅」です。

餅の形は西日本が丸餅で東日本が角餅です。
さて、なんででしょう?
イメージ 3イメージ 4












ネットで調べりゃすぐに分かるんやろけど、そんなインスタント知識はこの書庫には使いたないんで、とりあえず自分の頭で考えてみたんですけど、これが皆目分からんのです・・・
知ってる人がいたら教えてください。<(_ _)>

あ、それから、雑煮は餅以上に地方色が濃いメニューですね。
恐らく都道府県の数以上、さらに各家庭のスタイルがあるやろから、その数は相当なもんでしょう。
イメージ 1イメージ 2











大阪は白みそ仕立てに別茹でした丸餅で、東京は鰹出汁のすまし仕立てに焼いた角餅というのがふつうです。
ただ、友人たちの話によると、元旦は白みそ仕立てで、二日目からはスマシ仕立てという家庭が多いようです。
どうやら、白みそ仕立ては元旦のみの縁起物なんでしょうね。
実は・・・ 私は生まれてこのかた、白みそ雑煮を食ったことがないんです。ヽ(^o^)丿
いや、正確に言えば一度だけ人の家で食べたことがあるんですが、なんとも甘くてあきませんでした。
なぜか私の実家が鰹出汁のすまし仕立てに別茹でした丸餅のスタイルで、途中から焼いた丸餅に変化し、私が結婚して家庭を持ってからは、すまし仕立てに焼いた角餅の鴨雑煮へと変わり、それが今も続いています。
現時点での結論と私個人の好みとしては・・・
餅は丸よりも角の方が食べやすいし、焼く際にも厚みが均等な角の方が理にかなっている、さらにcountry-gentlemanさんも指摘されるように、海苔を巻くにも角の方が適している…
と思うんです・・・
悔しいけど、雑煮とそれに入れる餅に関して、私の中では東に軍配をあげなしゃあないですね・・・
ただ、東日本は角餅なんやから、どうせなら鏡餅も角型にせんかいっ!ヽ(^o^)丿
それとも、縁起もんだけでも関西にあやかりたいんかな・・・?(^。^)y-.。o○

あと、変わったところでは香川県の餡入り餅が入った白みそ仕立ての雑煮です。
イメージ 5 これはどんな味なのでしょうか・・・?
讃岐の白みそは、以前友達からもらったことがあるんですけど、関西の白みそよりも甘みが強ぉて、それに餡入り餅っちゅうことになると、これは食事というよりも、ぜんざいに近い感覚なんやろか?
香川県の人、教えてください。

それから、餅をつくための臼に関してなんですけど、country-gentlemanさんが言わはるには、関東では石臼を見たことが無いとのこと・・・
イメージ 6イメージ 7















私自身は関西で両方を見てるんで、特に深く考えたことが無かったんやけど・・・
これはひょっとしたら「ちんつき屋」に由来してるんかもしれません。
「ちんつき屋」って何?
と思う人が大半やと思いますが、実は私も親父から聞いた話で、昔は各家庭を訪問して餅をつくそのような商売があったらしいんです。
たしか上方落語にもこれを題材にした演目があります。
考えてみたんですが、木の臼よりも小ぶりな石臼のほうが運搬に適していたからではないでしょうか?
たしか親父の話では臼を背中に背負って、と言っていたような記憶があります。
ん~・・・ となると「ちんつき屋」は関西特有の商売ということになってしまいますが・・・
ひょっとしたら、関東は大八車みたいなもんに積んで運搬してたんでしょうか・・・?
あかん・・・ ぜんぜんわかりまへん(T_T)/~~~

一回目やっちゅうのに、なんともしまらん内容になってまいました。
知ってはる人いてはったら教えてくださいね。<(_ _)>

※画像を追加します 3/3
イメージ 8