新書庫「関西目線の民俗学」の設置にあたって

ブログ友のcountry-gentlemanさんの書かれた記事に対するコメントのやり取りの中で、氏から「大阪目線・大阪基点」の記事を書くことを勧められました。
最初は「そんな難しいこと私にできまっかいな」とお断りしていたのだが、そこは、ほれ、ノリの軽い私のことです、ケツかかれてその気になってしまい、つい「ほな、ぼちぼち書いてみまひょか・・・」てなことになり、新書庫「関西目線の民俗学」を新たに設置することにしました。
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私は現在は静岡在住ですが、これまでの人生のほとんどを関西で過ごしました。
9歳までを兵庫県姫路市、その後は大阪に移り、途中の短い期間の神戸時代を除いてはその大半を大阪府北部で暮らしました。
大阪の中心部である大阪市に住んだことはなく、つまりコテコテの大阪人ではありませんが、コテコテの関西人ということになるのでしょうか?


他の地域、特に関東や東北の方から見れば「大阪と兵庫と京都がどう違うか分からない」となるでしょうね。
同じように、私から見ると
関東と東北、東京と神奈川の違いぐらいは判りますが「群馬と埼玉、宮城と岩手、秋田と山形」の違いがよく分からんのですよ。
でも、テレビの「県民ショー」なんかを見ていると、ほんと日本の国は奥が深いなと感じます。
オーストラリアのシドニーダーウィンなんか4000キロも離れてるのに、町の規模は別として「民俗」的なものに大きな違いは感じませんが、わずか500キロしか離れていない大阪と東京でもかなりの違いを感じます。
これは「食」や「笑い」の基準にも大きく現れており、今後はこの辺りのことを中心に記事を書いていくつもりです。

人生ぼやき講座'78

最初にも書きましたように、この書庫の記事はあえて関西目線で、「関西こそが日本のスタンダードじゃいっ!」といったスタンスで書き進めます。
そして記事を書くにあたってはネットで慌てて調べたような「インスタント知識」の引用を極力避け、私の貧弱な脳みそに入っている知識や記憶を中心といたしますので、実際とは違った記述や不正確な数字、科学的根拠や裏付けのない記述も多分に出てくると思われますが、そこは、ほれ、私はテレビのコメンテーターでもなければ評論家や政治家でもないので、私の発言に責任など求めんといてくださいね。
要は軽いノリで書く記事ですから、読まれる皆さんも「自分の地域を貶された」と捉えず、「そんなことあらせんでや~」とか「なんばゆうとっとか」てな感じであれこれコメント欄で楽しくやりましょう。
多様な地域性や文化が存在することによって、この日本という国に独特の風合いが生まれているので、それらを交換し合って他地域の文化を理解することがこの書庫の本来の狙いです。
ですので、この書庫の記事では私もしゃべり言葉の関西弁で書くことにします。
ひらがなが多くなり、イントネーションも伝わらないので誤解も招くかもしれませんが、コメントされる皆さんもお国訛りで書いていただければ嬉しいです。
テレビが普及してからは徐々に標準語や間違った日本語が全国に広まり、地方でも若年層は方言を使わなくなってきております。
食の分野でもファミレスやファーストフードの増加、それに加えて流通の発達によってその地域独特の食文化にも影響が出始めております。
画一化された社会ほど面白くないものはありありません。

で、記事のテーマというかお題みたいなものは私の思い付きや関西以外で感じた違いなど、または皆さんが「東京ではこうだけど、関西ではどうなの?」 「なんで関西にはポークカレーが無いの?」 「なんで大阪の人は信号を守らないの?」みたいなことをコメント欄に書き込んでいただければそれを次のテーマにするようにします。
この日本から風合いを失くさないためにも、日本民族の中にある多様な「民俗」について大いに語り合いましょう。

大阪府 はなわ