猫捕り日記Ⅰ

ブログの更新がしばらく滞っていました。
え~と・・・ なんでかと言うと・・・ ようするにはまってもうとったんですわ。
何にはまってもうたかと言うと・・・
あれは9月の20日、そう、うな研の団体戦の最終日、逆転を信じて最後の出撃をした夜のことです。
瀬戸内側のとあるウナギポイント、一ヶ月間の熾烈な闘いにフラフラになりながらラストチャンスにかけてアタリを待っていると、そこに野良猫の親子が現れました。この親子はそれまでにも私がここで釣っていると姿を現し、私が与えるハゼやチヌを喜んで食べていました。
この日は子猫が5頭も出てきたので、持っていたデジカメで撮影。
帰宅してからPCに画像を取り込んで拡大してみたところ・・・
イメージ 1
現場では暗くて判りにくかったのですが、子猫の一匹が首から血を流しているのが確認できました。\(◎o◎)/!
他の画像でも確認してみるとどうやらひも状のものが巻きついているようです。
う~む・・・ どう考えてもこのままでは死んでまうで・・・・(-_-;)
ひょっとすると釣り糸の可能性も否定できんな・・・  となると私も釣り人の端くれ・・・ 
「とりあえず捕まえて巻きついてるもんだけでも外したるか・・・餌でおびき寄せてタモ網で・・・」と安易に考えて翌日に現場へ。
ところがさすがは野良猫、警戒心が強くてどうにもならん・・・とくに本命の子猫は真っ先に逃げるし・・・(ToT)/~~~
日を改めて、更に餌付けして警戒心を解いてから、下の画像のように壁にもたれさせたタモ網の中に餌を入れての捕獲も試みましたが、他の兄弟は射程圏内に入るものの本命はそこまでは寄って来ません。
イメージ 2

ここでteam ICUのリーダーうなぼうずさんが協力を買って出てくれました。
別の日に私と家内とうなぼうずさんの3人で現場へ。
しかしこの夜は本命は姿を見せず終いでまたもや不発、ここで作戦の練り直しです。
ネットで色々と検索して行き着いたのが『公園の老猫と病気猫たちhttp://mei11170.exblog.jp/
こちらの管理人のライムさんから捕獲後の処置など色々とアドバイスや励ましの言葉をいただき、それを心の糧に再挑戦です。
思いついたのが「投網作戦」  早速うなけんの中でも投網に精通しているteam東海のぶんやさんにTEL!

「ぶんやさん、投網でネコ捕れるか?」
「・・・・やったことはないけど・・・捕れますよ」
「俺は使ったことないんやけど、少し練習したらいけるかな?」
「いや~ 素人がそんな簡単に習得できるもんじゃないですよ」
「そうか~・・・」
「自分がそっちへ行きますよ」
「へ? 名古屋から来るん? いや、そらなんぼなんでも・・・」
「3時間もありゃ行けますから任せてください」

結局お言葉に甘えることにし、決行日は10/2の土曜日に決定。
しかし、1日の金曜日の時点で2日の関西の天気は下り坂との予報が・・・
雨が降ると濡れるのが嫌いな猫は出てこない可能性が高い。
しゃあないから予定を前倒しして金曜日夜に決行することに。
ここからは時系列で。
PM22:00  私がいつもの場所で竿を出して普段と同じシチュエーションを作り、猫の親子の出没を待つ。
             うなぼうずさんとひとみちゃんは少し離れた岸壁で太刀魚を釣りながら待機。
PM22:30 母猫と数匹の子猫登場。 釣れたハゼやセイゴを与えながら警戒心を解いてゆく
AM00:20   ぶんやさん到着。 投網をスタンバイし防波堤の上で本命の登場を待つ。
             なんとぶんやさんは仕事を9時過ぎに終えてから関西まで駆けつけてくれました\(◎o◎)/!
AM01:00   本命いまだ現れず。
AM02:00  ぶんやさんは早朝から地域の草刈、その後は子供さんの運動会の予定があるため、この夜はここま
  でと諦め撤収を開始。 うなぼうずさんとひとみちゃんも我々のところへ合流。
AM02:10  撤収完了。 で、ふと見ると・・・ 一番は離れたところに本命の姿が\(◎o◎)/!

太刀魚の餌のキビナゴを与えながら徐々に接近するものの、障害物が邪魔でなかなか投網の射程圏内に入ってくれない。
何度かのトライの後、最終的に考え付いた作戦にかけることに・・・
全員が散開して私が海側から近づき徐々に距離を詰め、猫が逃げるルートの先の左に投網のぶんやさんが、右にタモ網のうなぼうずさんの二段構えである。
私の接近に驚いた本命は慌てて走り出し右ルートへ・・・
そこに電光石火のごとくうなぼうずさんのタモ網が! 見事にキャッチ!\(◎o◎)/!
さすがは日ごろからひとみちゃんのタモ入れ係りで鳴らしているだけのことはある、じつに見事なタモさばきである。
先ずは首に巻きついているものが何かを確認する。
太いナイロンの糸、ところどころに結び目があり首と左足の付け根に8の字に巻きつき、それは皮膚を破り肉に食い込んでいる。
うなぼうずさんと二人で押さえつけて鋏でそれを取り除こうと試みるが、「ハァー フゥー!」と暴れるもんで全てを綺麗に取り除くことが出来ない。
協議の結果、病院に連れて行くことにしてその夜は我が家へ連れ帰ることに決定。
普段はウナギを入れるプラスチックのバスケットになんとか入れ、この夜はこれにて解散。
「お疲れ様でした~ また今度遊んでください~」と言い残してぶんやさんは颯爽とその場を去っていかれました。 ん~む・・・ ナイスガイやの~ヽ(^o^)丿
うなぼうずさん・ひとみちゃんともお互いの労をねぎらいここで解散、子猫を車に積んでも母猫がそばを離れようとせず「安心せい! ちゃんと病院で手当して釣れて帰ってきたるから」と言い聞かせ、その場を後に。
私は安堵感と睡魔にふらふらしながら大阪へと車を走らせ、3時半に自宅に到着。
ガレージに車を入れ、猫もこのまま朝まではガレージに。
恐らく緊張で喉が渇いているものと思い、水を蓋の隙間から入れてやろうとしたのだが・・・・
これがとんでもない事体を引き起こすことに\(◎o◎)/!
なんと、少しだけ開けたバスケットの蓋の隙間に頭をねじ込んでものすごい力で子猫が飛び出したのです。
一瞬の油断、痛恨の失態です(ToT)/~~~

Ⅱへ続く・・・