うな研 U1「冬の陣」

久しぶりにうなぎ釣りの話題です。
先週末に私が代表を努めさせていただいているうな研の特別大会「冬の陣」が開催された。
この大会はかつての「うな輪」時代の2006年に一度だけ開催され、寒さに震えながら季節外れのうなぎ釣りでその腕を競うといった、言わば狂気の沙汰のような大会である。
一般的にはうなぎ釣りの季節は9月ごろまでなので、この師走の時期にうなぎを狙うなど正に「アホ」のすることである。
こんなアホな大会が何故3年ぶりに開催されたかというと、最近実に元気溢れる東海勢の強い要望があったからだ。
こんな大会に出ること自体がじゅうぶんにアホなのだが、その中で優勝するような奴は正に筋金入りのアホということになる・・・

この大会の優勝者には「アホ」の称号が与えられ、うな研でのハンドルネームの頭に一年間「アホ」とつけることが義務付けられている。
さらにアバターも下の画像に変更する栄誉が与えられる。ヽ(^o^)丿  因みに3年前の優勝は私・・・
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大会当日は西日本は午前中は雨が降ったものの、午後からは晴れ、東海や関東は午後から天気が崩れるような予報である。
しかしこんな大会に参加するようなアホに天候は関係ないようで、午前中から気合の入ったメールが日本列島を飛び交う・・・
下の画像は豪雨の中を出撃する東北代表のやっちゃんことオラさんと東京代表のたーさん。
※プライバシー保護のため画像に若干の加工を施しています。
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私はというと、仕事が思いのほか長引き、ホームの日本海側への出撃を断念し瀬戸内側で勝負をかけることにし、17時半に兄をピックアップし西へと車を走らせる。
高速道路を走っていると途中でうなぼうずさんから連絡が入り、数分前に通過した某河川で竿を出しているとのこと。
状況はあまり芳しくないようだが、この人物は勝つためには手段を選ばぬ恐ろしい男である、決して油断はならない・・・

私が今回選んだポイントは例の「クッソォ~ポイント」
しかし現場に到着して車から降りるとものすごい風が吹いている・・・
これではとても釣りにならぬと見切りをつけ第二のポイントへ、そこは背後に防護壁があるためかなり風を避けることが出来る。
19時半に兄と二人で戦闘開始!
しばらくして竿先に細かなアタリがあり、あわせてみると長物特有の引きが伝わってきた。
しかし上がってきたのはアナゴ・・・  その後もアナゴが次々に上がり、ゴンズイも混じりだす(-_-;)
9時を過ぎた頃からはゴンズイばかりとなり少々焦りだす。
潮は下げに入っているはず・・・ しかし塩分はかなりきついようで、50メートルほど上流に移動することも考えたが、さらなる下げに期待してその場に踏みとどまることに。
今回はこの判断が間違っていたようで、日付の変わる前にでっかいガシラが私と兄に一匹づつ・・・
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直後に積極的にポイント移動を繰り返したうなぼうずさんから「釣れた~!」のメールが\(◎o◎)/!
いやはや・・・ 流石である・・・
東海勢のこいちさんも小さいながらも本命を一本あげたらしく、ラスト一時間を切り水温も下がってきたこの時点で勝負の行方はほぼ見えてきた。
他の東海勢も芳しくないようで、東北&東京勢も豪雨による川の増水でずぶ濡れで苦戦しているようである。
しかしこのくそ寒い中、アホなことやっとるとしか思えん・・・
結局終了時間の午前1時、とうとう最後のドラマも起こらず試合終了となる。

優勝は見事に50cm以上のエントリーサイズをゲットしたうなぼうずさん、2位にはこいちさんという結果になった。
この時期に本命のうなぎを釣り上げ、栄光の「アホ」の称号とアバターを獲得したうなぼうずさんと、並みいる強豪を尻目に2位を獲得されたこいちさんのお二人には心から拍手を贈りたい。

今大会は完敗、さらにこの日は並行して参加している「のんびり静岡」の『うなぎバトル』も兼ねていた。
このうなぎバトルは3連覇がかかっていただけにそれなりに今回の出撃は重要であったのだが・・・
年間成績もうな研の型の部3位、のんびり静岡2位と、2006年と全く同じ順位となった。
しかし、4月のオープン戦から始まった今年の全ての大会を全員事故も無く無事に終え、私自身もやれることは全てやった結果である。
帰宅後に湯船に浸かって冷えた体を温めながら、なんとも言えぬ充実感にひたることが出来た。
今年の大会に参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。
2月ごろには「うな研・男塾」の構想を練っていますのでどうかお楽しみに・・・m(__)m