オーストラリアン・サファリラリー

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このブログは放っておいても勝手にウナギ臭くなってしまいそうや・・・
そやから早めに私のもう一つの趣味であるバイクに関することも書かなあかん。
ウナギ釣りと一緒でこれも下手の横好きなんやけど・・・ 好きなもんはしゃあないっ!

二十歳代前半からロードレースをやって、後半からオフロードに転向、国内のエンデューロレースやラリーをしばらくやって、1989年に初の海外ラリーに挑戦しました。
ラリーの名前はオーストラリアン・サファリラリー
シドニーからダーウィンまでの6500キロを10日間で走りきる。結局このラリーには都合3回出場することになる。
ここでは私の記憶が薄れんうちに89年のラリーのことを書いておこうと思う。
なんでこんな古い話を書くかというと、要するにこのラリーが私の現在のウナギ釣りのバックボーンになっているからです。
それと、このラリーで出合ったある男は、後にうな輪において「一発屋」の異名をとることになる皆さんもよくご存知のあの人だからです・・・

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ラリーは毎年8月に開催される、くそ熱い盛りの日本から季節が逆の真冬の南半球へ。
この年はラリーで使用するマシンを現地のショップにその製作を依頼しておいた。
シドニー到着の翌日には完成車を受け取り、シェイクダウンテストに入る予定やったけど、そこは実にええかげんなオージー気質、7割しか出来てない。 結局は自分達で5日間を費やして仕上げるハメに・・・

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このショップで出会ったのが、半年前から現地入りしてトレーニングを積んでいたこの男、みなさん誰だか判りますか?

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スタート2日前になってようやくバイクが完成。

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スタートはシドニーの州立秘宝館・・・もといっ!美術館前。ここから10日間6500kmの闘いが始まる。

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我々2輪のスタートは4輪のナショナルクラスのあと、1分間隔で2台ずつ・・・ 画像はスタート前、初の海外挑戦でおもいっきり緊張してる私。

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レース二日目、延々と続くマディーをチームメイトのT君とランデブー走行。

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このオージーの若僧とは3日目の午前中に1時間近くデッドヒートを繰り広げた。
そして私を抜いた直後のジャンプで着地に失敗して牧場の有刺鉄線に激突!映画「大脱走」のS・マックィーン状態。腹を3箇所ザックリ切ってたけど、ガムテープで傷口を塞いで見事に完走しよった。ええ根性しとるわ・・・

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ラリーは毎日のキャンプ地がその日のゴール地点で、翌日のスタート地点となる。
キャンプ地に辿りつければ暖かい夕食が待っている。これらの資材や我々のスペアパーツやタイヤを積んだ大型トレーラーはラリーコースとは別の道路を使って先回りしてキャンプを設営してくれている。

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電話会社のパラボラアンテナを積んだトラックが同行しているので砂漠の真ん中からでも日本の家族の声が聞ける。

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画像2枚目の男・・・ ミスコースして砂漠を彷徨い、48時間後にキャンプに合流・・・
睡眠不足と疲労困憊でボロボロ・・・

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レース8日目、この日の走行距離は950キロ、深夜にキャンプに辿りついたT君、長時間の走行と振動で自分でジャケットのファスナーすら開けられない。

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夕日に染まる砂漠を疾走する・・・

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テントの後ろのトラックの荷台に積んでるのは・・・ そう、トイレです。
もちろん水洗ではありません・・・ 昔の日本によくあったボットン式、底までの距離が少ないので、かなり溜まっている状態ではお釣りどころか全額返済になります。

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パリダカの王者、フランスの英雄シリル・ヌブーと。

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ワークスパジェロも5回転してクシャクシャ・・・


眠たくなってきました・・・

続く・・・・ かも?