くっそぉ~・・・

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昨夜はは発作ではなく、かなり計画的な出撃となった。
梅雨とはいえ、なかなか本格的な雨が少ない関西地方は低活性が続いており、名だたる関西の精鋭たちも苦労している。
昨日の天気予報では昼過ぎからかなりまとまった雨となり、本日未明まで降り続くとのことであった。
特にゴールデンタイム辺りはそうとうな土砂降りとなりそうである。
そこで、ふと思ったことは「過去のうな輪の大会で、土砂降りには何度も遭っている・・・ 特に2004年は酷かった・・・ 毎度のように泥仕合の展開やったな~・・・」
まてよ、その年はけっこう大型が釣れて、その翌年も雨に祟られながらも型の部チャンピオンを獲ることが出来た・・・
となると、やはり雨が活性が上がるためのトリガーになっていることは間違いない。
一般的には雨の中で鰻釣りをする人はあまり居ないので、昔からの定説の中にも「雨後の濁りが出たときによく釣れる」ぐらいしかない。
ま、夕涼みがてら、風流さや風情を楽しむ鰻釣り古来のスタイルからは大きく外れるが、「21世紀の鰻釣り」の確立を目指す「うな研」の端くれとしては今夜も行かずばなるまいて・・・
と、言うわけで夕食後に土砂降りの高速をかっ飛んで先日のポイントへ向かう。
このポイントは潮に関係なく、大体が10時ぐらいから釣れ出す特徴がある。
9時過ぎ、一本目の竿を出しただけでずぶ濡れとなってしまった・・・
どうにか竿を4本セットし、その内の一本は、先日兄がばらしたモンスターのポイントへ正確に投入した。
うなぼうずさんやジョコさんに『10時からが勝負や!』とメールを打ち、アタリを待つ・・・
雨は少し小降りになったものの、風が強くなってきて、軟らかい竿の鈴は鳴りまくっている。
10時10分、右端の竿の餌をチェックしようとしていたら、一番左端のモンスターポイント竿に大きなアタリが!
急いで駆け寄り、2回目に竿先が大きく引き込まれた時に合わせを入れる。
乗ったっ! ぐおおおぉぉぉぉぉ~ ものすごい手答えと共に強烈な後退を食らうが、竿は投げ竿の堅いやつで、ラインはPEの5号、ハリスはファイヤーラインの25lbに三越鰻の17号、「切れるもんなら切ってみんかいっ!」とばかりに強引に底を切って浮かせる。
雨による草や枝などの流下物をかわしながら約40メートルほどを力任せに引き寄せ、足元の一段高くなっているところからは牡蠣殻に注意しながら慎重に竿下まで寄せてきた。
そこで魚体を確認、確実に80オーバー、長さよりも太さが印象的で、体を8の字にくねらせた真っ白な腹の大型鰻が目に飛び込んできた。
ここからは高低差7メートルの抜き揚げである。
昨年の夏にここで竿が折れて70オーバーをばらした苦い思い出があるが、今回は超強力タックルである。
一気に抜き揚げてやろうと呼吸を整えた次の瞬間、なにやら白く大きな物体がほぼ垂直のラインに絡んだと思った途端に鰻がそれに巻きつき、テンションのかかったままの竿が急に軽くなった・・・
「えっ! どどどどど、どないなったんや?」
慌ててリールを巻き上げてみると綺麗に針から外れている・・・
ヘッドライトでその白い物体を照らしてみると、肥料かなにかの入っているような厚手のビニール袋であった・・・
約5分ほど呆然としていたが、気を取り直してケータイでうなぼうずさんとジョコさんに事の次第を報告。
後で針をチェックしてみたら、どうやら返しの部分が鈍っていたようである。
こんなことなら針を新しいものに交換しといたらよかった・・・ と思ってみても後の祭りである。
ま、逃がしてしまったとは言え、このポイントにこのサイズが居ることを確認できたので、今回の釣行はそれなりに成果はあった。
先日兄がばらした日も雨模様であった・・・
雨によって水中の酸素量が上昇するため、要求酸素量の多い大型は雨の日に、より活発に捕食活動をするものと思われる。
その後はなんのアタリも無くなり12時半に撤収、一人でラーメンを食って家路につきました。
う~む・・・ 次の雨が待ち遠しい・・・