近況報告

さて、何処から書いたらええんか分らんほど慌ただしい日々を過ごしておりました。
35回目の結婚記念日を二日後にひかえた4月27日、この日は私は遅めの仕事開始で、9時ごろに家内に見送られて家を出ました。
家内はそのあと日課のランニングへ出発です。
10:40・私の携帯が鳴り、モニターを見ると発信者は家内です。
少ししんどそうな声で「なんか調子が悪いねん・・・」
するといきなり男性が電話に出て、「あ、ご主人ですか? 通りがかりの者ですが、奥様は熱中症と言ってますが、ろれつが回ってないのと左手が痺れてるとのことなので、脳の血管障害ではと思います。 救急車を手配させてもらいます」
私は男性に現場を聞き、自分の携帯番号を伝えて車に飛び乗りました。
11:00・男性から電話が入り、「いま救急車が出ました、〇〇病院へ向かうとのことです」
その時点で私が走っていたのはその病院に近い場所で、Uターンして病院に向かうと後ろから救急車が来ました。
タイミング的にも方角的にも恐らく家内を乗せた救急車です。
救急車とほぼ同時に病院の救命救急センターに滑り込みました。
ストレッチャーに乗せられた家内は意識が朦朧としているようですが、辛うじて私のことは認識できたようです。
処置室に運び込まれ、ほどなく駆けつけた息子と二人で待合室で待つことに。
この時の時間はものすごく長く感じられました。
どのぐらいの時間がたったでしょう、看護師から呼ばれて処置室の中へ。
医師からレントゲン画像を見せられながらの説明が始ります。
家内は脳の右側に出血が見られ、画像ではその部分が白く写っています、
10円玉ほどの大きさで、点滴などの処置により現在は出血は止まっており、開頭手術は必要ないそうです。
脳の右側の出血のため左半身が完全に麻痺しています。

と、ここまで書きましたが、5月23日にリハビリ専門病院に転院し、本日5月31日時点では、車椅子に乗って病院のフロア内を自由に行き来し、トイレやベッドへの乗り移りも介助を必要としないまでに回復しております。
この一ヶ月と一週間は、私にとって人生で経験したことの無い時間で、価値観の変化や多くの気づきを与えてくれたそれはそれは実に濃密な時間でもありました。
今後、このブログにて今回の家内の病気や、それにまつわる色々な出来事などを記事として綴っていくつもりです。
また、書庫に新たに「闘病記」を設け、家内の回復状況なども随時書き加え、同じような病気で回復を目指されている方のご参考になるような記事も書くつもりです。