養殖人間?(随時追記)

魚には大きく分けて天然物と養殖物があるんやけど、その定義となると、天然物は自然条件下で人間の手を借りず、自らの力で成長したもの。
対して養殖は人工孵化もしくは天然の稚魚を生簀などでの蓄養によって、人工的に成長させたもの、といった分け方がでける。
さて、そこでふと考えてみた・・・
人間って、天然なん?
例えば、ウナギに関して言えば、天然の場合は縄張り意識が強い魚で、鯵や鮪のように群れを作らず、単独で行動し、稚魚の状態から蒲焼サイズに成長するのに最低でも5~6年はかかる。
しかし、養殖下では驚くような過密状態で、わずか半年ほどで蒲焼サイズに達する。
同じ50㎝なら明らかに天然物よりも肥満度が高く、脂肪ものっている。
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高水温と高カロリーの柔らかい餌を与えられ、外敵の心配もなく、超過密状態でも病気にならんように抗生物質も与えられながらぐんぐんと成長します。

なんか・・・ 今の日本人に似てまへんか・・・^_^;
養殖物と天然物のウナギ、両方を捌いた人なら解ると思うんやけど、養殖物は往生際がええっちゅうか、まな板の上に載ってからの抵抗がさほどでもないけど、天然物は最後の最後まで猛烈に抵抗するし、釣り場で釣り上げてから、クーラーボックスや網袋に入れても、気が付いたら逃走されてたなんちゅう話は、なんぼでもあります。
それほど気合いや根性の入り方がちゃうんですね、これが。
体型的にも頭部の骨格や筋肉の発達の仕方にその違いがあり、硬い餌や生きた小魚を食べてる天然物は、顎が発達し口が大きくなりますが、養殖物は動かない練り餌を食べて育つので、いわゆる「クチボソ」体型となり、運動能力も劣ります。
なんか今の人間に似てますね・・・

産業革命以降、世界の人口は急速に増えはじめ、日本でも明治以降に爆発的に人口が増加しました。
明治の初頭までは、日本の人口はずっと4千万人ほどやったらしいんですが、そこから僅か100年足らずで一億人に達しました。
これは海外からの食糧の輸入や、農業の効率化、流通の発達などによって可能になったわけですが、現在の日本の食料自給率が40%未満なんで、乱暴な言い方をすれば、やはり日本の国土で養える人口は4千万人前後ということになります。
60センチ水槽にグッピーを200匹入れて飼育すると、しばらくしてどんどんと死ぬ個体が出てきます。
そしてある程度の数になると死ぬ個体が減り、そこでまた継ぎ足して200匹にすると同じことが起こります。
つまり、その水槽のサイズに適した数になるようバランスをとってるんですね。

あ、明日は5時起きなんで今夜は寝ます。
続きは明晩・・・(^^)/~~~


追記 4月23日
思った以上に仕事が長引き、いまやっと夕食を済ませました。

えーと・・・ 60センチ水槽にグッピーを200匹入れるとこのようなことが起こるんですが、これでもまだ人間が餌を与え、水温や水質を管理しているので、自然条件下よりは過密なわけで、本来の密度とはちゃうんですね。
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左画像は黒鮪の養殖場での餌やりのシーンです。 左のパイプから餌の鯖が次々に飛び出します。
右画像は餌の鯖なんですが、何やら正体不明の粉末が大量にかけられています。
この粉末の多くは海底に沈殿し、ヘドロ状になって溜まっており、元々この水域にいたはずの他の水生生物の姿が消えました。
鮪や鰤やカンパチなど、商品価格が高い魚はこのようにして養殖されるわけですが、カロリーベースで考えた場合、これらの養殖魚に与える鯖・鰯・鯵などの大衆魚を、人間が分かち合ってて食べれば、そのほうが遥かに食料効率はええんですね。
でも、これらの高級魚を買うことが出来る一部の層や国の為に、大衆魚の価格が上がり、魚を食べられない人たちもいるという現実があります。
ま、誰しも養殖マグロを食べる時にそんなこと考えへんし、メディアもグルメ番組なんかでもてはやすんで、こんな舞台裏があるとは夢にも思わんわけです。
魚に限らず、牛も豚も鶏も同じで、これらに与える穀物を人間が食べれば世界中にある飢餓はかなり緩和されるはずです。

・・・ん? 話が横道にそれてる・・・?
ま、構成もなんも考えんと書き始めたんで、どうかご容赦を・・・<(_ _)>
さて、今夜はここまでにしときます。

追記 4月24日
太平洋のむこうにアメリカっちゅう国があるでしょ。
良くも悪くもとにかく世界一の大国ですわ。
この国はとにかくデブが多いんですね。
それも半端なデブやない。
よお合う服があるなっちゅうぐらいのデブがぎょうさんいてます。
そのデブは、比較的低所得層に多いみたいで、セレブにデブは少ないみたいです。
これはどうゆうことかっちゅうとでんな・・・
セレブは食に関しても選択肢が多く、有機栽培やなんやらと素材にもこだわってるけど、低所得層はコストコみたいなとこで、マンホールのふたぐらいの冷凍ピザやフレンチポテトを山のように買い、ランチはハンバーガーなどのファーストフード主体です。
そら肥えて当たり前ですわな・・・
日本でも昼飯は毎日コンビニ弁当やファーストフードだけの人が増えてるみたいで、中には三食ともこれらの物で生きてる人もいてるらしいです。
聞いた話ですけど、最近の死体は腐りにくいっちゅうことですわ。
これは警察の鑑識の人間の話らしいけど、なんでも合成保存料がてんこ盛り入った食品を大量摂取してるのがその原因らしく、死亡時期の特定に影響も出てるらしいです。
ま、真偽のほどはともかく、ありえん話しでもおまへんな・・・
アメリカを筆頭に、先進国では肥満が深刻な問題になってるんですが、先進国でなくても、戦後にアメリカの食料が大量に流入したことによって、南洋諸島の肥満率は激増しとりますね。
これは日本でも沖縄に同じ現象が見られます。
沖縄は日本でも有数の車社会っちゅうのも影響しとるんでしょうけどね。

追記 4月24日②
死体が腐りにくいっちゅうのを裏付ける例として、養殖魚は腐りにくいとか言う話も聞いたことがあります。
決して裏を取ったわけやないんで、断言はしませんが、「密飼い」の生簀で大量に抗生物質を与えられた魚はそうなんかもしれませんね。
あと、脂質にもよるんですけど、養殖魚の中でも白身の魚の方がまだ安全と聞いたことがあります。
あ、ほんでからこれは当事者から直接聞いた話ですが、スーパーや回転ずしなんかでよく見かけるチリ産のサーモン。
サーモンとは言うものの、鮭ではなく鱒の仲間ですね。
これの養殖用の配合飼料の輸出に携わってる商社の人間が言うには、紅鮭のような赤い身の色になるように、飼料の中に着色料のようなもんを入れてるとのこと。
「食わん方がええですよ♪」とゆうてました・・・・(^^)/~~~
まあ、このように食品からてんこ盛りの抗生物質や合成保存料、またホルモン剤やらなんやらを摂取し、病院では山のように薬を処方され、シナからは訳の分からんもんがいっぱい飛来し、そんな中で生きてる現代人は「密飼い」の養殖魚となんも変わらん状態で、もはや天然とは言えまへんな。

地球46億年の歴史(ほんまか?)の中で、人類が生きてきた時間は極わずかで、恐竜の栄えた時代のほうが遥かに長かったわけです。
人類が火を使い始めて1万年ほどらしいけど、ここ200年ほどで急激にその人類の生活環境や食糧事情は変化しとります。
増え続ける人口の胃袋を満たすには、遺伝子組み換えや農薬や化学肥料やらを使わん事にはどないにもならんのかもしらんけど、先に書いたように、牛・豚・鶏などを飼育するのに必要な土地と、飼料になる穀物を栽培する為の耕地面積を考えたら、決して現在の状態がベストやないのは判ります。

あ、風呂に入るんで今夜はこの辺で・・・


追記 5月10日

ブロ友のcountry-gentlemanさんが、ご自身のブログに「日本奥地紀行:イサベラ・バード」を連載記事として載せておられます。
英国人の女性旅行家が、1878年明治11年)6月から9月にかけて、通訳兼従者として雇った伊藤鶴吉(18)を供とし、東京を起点に日光から新潟へ抜け、日本海側から北海道に至る北日本を旅した際に、当時の白人の目から見た日本人そのものや文化風習が紹介されています。
彼女が見た当時の日本人ですが、先ずは体格に現在の日本人とは大きく差異があります。
当時の日本人は、成人男子の身長も150㎝前後で痩せており、胸の辺りがへこんで見えたようです。
前にも書きましたが、当時の日本の人口はその何百年も前からずっと4千万人弱で、それが、間に大きな戦争を挟んだにもかかわらず、100年足らずで1億人を突破したわけです。
日本人を天然と養殖の二つに分けるとしたら、この明治初頭ぐらいまでの日本人を「天然」
以降の日本人を「養殖」と位置付けることが出来るかもしれません。

さて、早めの昼休憩が終わるので、また思いつくままにこの記事は追記していくことにして、とりあえず仕事に戻ります。(^^)/~~~


追記 5月12日

さて、「天然」と「養殖」と書きましたが、言い換えれば「自然条件下」と「人工飼育下」とも言えます。

欧米では産業革命以降、日本でも明治以降、人間はこの
「人工飼育下」とも言えるような環境の中でその数を増やしてきたわけです。
日本は現在、超高齢化社会を迎えております。
そらそうですわ、昔の女性は15歳ぐらいで結婚し、何人も子供を産んで、50歳ぐらいで死ぬわけですから。
対して現在は、晩婚化と少子化が進行し、さらに平均寿命が延び、そこに中途半端に発達した医学によって、治すことは出来んでも、生かしておくことは出来るっちゅう、実に憂うべき状況で、近い未来の社会保障や福祉がどないなるやら判らんようになってきました。
ほんでもって、政治家や知識人やらの偉い人たちが、
女性が子供を産みやすい環境をこさえるとか、子供がおっても働きやすい環境を整えるとか、労働人口の確保の為に大量に移民を受け入れるとか、あーだのこーだの言ってるわけです。

う~ん・・・ ほんまにそれでええんか・・・・?
日本という「水槽」に適した人口は、4千万人とは言わんにしても、今の半分の6千万人ぐらいが本来の姿とちゃうんかな・・・?
つまり、社会システムによって人口の減少を食い止めるっちゅうのは、「密飼い」の魚が病気になって死なんように、抗生物質や水温管理なんかをするのとおんなじとちゃうんやろか?
ましてや、大量の移民受け入れなんか、単なる数合わせの為に外来種というか、他の魚種を入れるみたいなもんで、こんなことしてええ結果が出るとは到底思えん。
ブラックバスブルーギルミシシッピアカミミガメなんかを見ても解るように、きっと在来種の存在を脅かすことになる。
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