恐いもの

人間というもの、幾つになっても怖いものはあるもんです。
特に私は蜘蛛が怖くて怖くて、これは多分一生治らんと思います。

子供のころは近所に怖いおっさんや怖い兄ちゃん、学校でも怖い先輩や上級生なんかがいましたが、自分が歳をとるにつれてだんだんとそのようなものは少なくなり、気が付けば自分が「さん」付けで呼ぶ人よりも、「さん」付けで呼んでくれる人のほうがが多くなってきました。
ま、その分確実に寿命も残り少なくなってるんでしょうが・・・^_^;

ま、今の自分にとって怖いのは蜘蛛ぐらいと思っていましたら・・・・ それがなんと・・・

昨年の9月から、人に勧められてfacebookなるものをやってるんですが、これがなかなか優れもんで、何十年と音信不通になってた幼馴染からコメントが来たり、チャット機能を利用して友人知人及びやっちゃんとの簡単な連絡に使ったりと、けっこう重宝しております。
で、私と友だち登録している人の「友だち」のリストの中に、かつて私が憧れ、そしてオートバイレースの師匠としてお世話になった方の名前を発見しました。
その方の名は「和田 将宏」
かつてカワサキファクトリーチームのエースとして国内外で暴れまわり、「世界の和田」と呼ばれたレース界の重鎮です。
私がオートバイに興味を持ちだした中学生のころ、オートバイ専門誌のレース記事の中には氏の名前と画像が躍っていました。
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KR750、たぶん鈴鹿やと思います。

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デイトナ200遠征時、カワサキファクトリー勢揃いです。

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ラグナセカコークスクリュー、2番目が和田氏で一番後ろがケニー・ロバーツ

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カワサキファクトリー時代の和田氏

で、恐る恐る和田氏のfacebookを覗いてみたところ、私の知ってる人がたくさん友達として登録しています。
でも、なまじ弟子であった身として、facebook上とはいえ「友だちリクエスト」など恐れ多くてとてもやないけどできません。
そもそも私は師匠に対して「友だち」などといったなれなれしい関係になれるような世代でもありません。
チームに在籍させていただいたのは4年間ほどでしたが、和田氏と話をするときは常に直立不動で、緊張していたのを今でも覚えています。
鈴鹿での練習の際に、和田氏の運転するBMWに乗せて行ってもらったことがありましたが、居眠りなんか恐ろしくてとてもできませんでした。
上の画像を見てください、むっちゃ恐そうでしょ・・・・・・(゚_゚i)タラー・・・

ところが、その和田氏から逆に「友だちリクエスト」が来ました。\(◎o◎)/!
ど、ど、ど、どないしょ・・・・・\(◎o◎)/!
とりあえず、永らくのご無沙汰をお詫びし、自分の近況をお伝えし、慎んで友達として登録させていただきました。
その和田氏からいただくコメントは、「へ?これほんまにあの和田さん?」と思ってしまうほどむっちゃフレンドリーなのです・・・
ところが、私はと言えば、PCの前で姿勢を正し、失礼の無いよう言葉を選んでコメントしています。
やはりこれって、体育会系のノリなんでしょうか?
ま、考えて見りゃ師匠も御年66歳。
お孫さんのお宮参りの際の画像などを拝見すると、優しいお爺ちゃんに見えますが、そこはほれ、三つ子の魂百までで、あのとにかく怖かったころの印象が強烈で、私の細胞に擦り込まれているのかもしれません。
でも、 今回の出来事は不肖の弟子であった私にとっては実に嬉しく光栄なことで、facebookをやってほんと良かったと思っています。
いや、しかし・・・ 幾つになっても怖いもんはありますね・・・^_^;