関西勢の救世主 U‐1グランプリ5月大会

先週の金曜日から3日間に渡って「うな研」のU‐1グランプリ5月大会が開催されました。
今年からはこの3日間の中で、好きな一日を選んでエントリーする形式に変更となり、昨年までの土曜日限定に比べ、自由度が増しより多くの人に参加してもらえるルールとなりました。
一人の持ち時間は、各曜日の正午から翌日の午前6時までの18時間ですので、例えば日曜スタートの人は月曜の朝までとなります。

エントリーの締め切りが13日木曜日の夜、正確には14日の午前零時なのですが、大会の常連で宿敵のteam ICUのジョコさんがエントリー表明をしていない・・・  
ん? なんでや? 忘れてるんか・・・?
そういや先日もうな研の掲示板に「諸事情で云々かんぬん・・・」てなことを書いてたな・・・
仕事か・・・? それとも家庭の事情か・・・?
気になってメールしてみると・・・

「いやぁ~ それが車が修理で足が無いんですわ。 4トンならあるんですけど・・・(-_-;)」

「なんや~ そんなことかいな、それなら俺が迎えに行くがな~ ほんで俺らのホームでやったらええがな~」
「た、丹後でですか? 魅力ありますね~ いけますか?」
「そのかわり肩書きは丹後組臨時構成員やで!(^。^)」
「臨時でもヒラでも下僕でもええです、お言葉に甘えさせてもらいます<(_ _)>」 とのこと・・・・

ふっふっふ・・・ よっぽど出たかったと見える・・・

ICUのリーダーのうなぼうずさんに電話してその旨を伝える。
本来ならうなぼうずさんに便乗して出撃するのが順当なのだが、今回はうなぼうずさんは所用で金曜日出発となり、それもかなわなかったらしい。
日ごろはコラボ釣行などをしている間柄でも、大会時にライバルチームのメンバーをホームに入れるのは実に異例なことで、旧うな輪時代からの8年間の歴史の中でも初めてのことである。
ましてやジョコさんは4月のオープン戦でも3部門で優勝を飾った超実力者で、シリーズ戦を争う上でも我々丹後組の強力なライバルである。
ただ、こんな有力選手を欠いては、大会の盛り上がりにも欠け、オーガナイザーでもある私としては実に不本意なのです。
要はみんなで楽しむことが第一なんですヽ(^o^)丿

てなわけで、土曜日の昼過ぎにフーチンさんと兄に餌の手配を頼み、私はジョコさんを迎えに行きました。
ジョコさん家の近くでピックアップ後、阪神高速中国道と走り丹後を目指します。
丹後と言っても、かなり広い範囲に我々のポイントが点在しており、海流や海水温を検討材料に北部にするか西部にするか・・・ それとも但馬まで踏み込むか・・・
30キロほど後方を走行中の兄たちとも連絡をとりながらポイントを選定します。
結局は過去の5月大会で好成績を収めた場所に決め、少し遅れてやってきた兄たちと合流。
ジャンケンとグッパで2箇所のポイントを選択し、二人づつに分かれて釣ることにしました。
私とジョコさんが同じポイントの上と下・・・ 
ジョコさんは丹後のこのポイントは2回目なんですが、とても相性がええみたいで、2年前にも78cmを筆頭に4本の結果を残しています。

弁当の買出しや、水辺への進入路の開墾を済ませ、18時ごろに戦闘開始。
潮は下げに入っており、ここ3日は水温は上昇傾向にあります。
水深が浅いため、底の泥が暖められていそうなので、日没直後ぐらいに一発目が来そうな予感がします。
私の予想では19時半前後・・・ 問題は誰の竿にそいつが来るかです・・・

19時20分、一番上のジョコさんの竿に大きなアタリ! 竿に駆け寄るジョコさんに私もタモを持って続きます。
竿の撓りや引き具合からして間違いなく本命です。
水際は潮が引き、干潟状態になっており、その上を滑らせて引き寄せた鰻を私が2回目のタモ入れでキャッチ!
「やった~!ヽ(^o^)丿」 「そこそこのサイズやで!」 「よっしゃあ~!」と大騒ぎ。
目測で73~74と見た。
とりあえずは一匹目ゲット、後は私にも怒涛のラッシュが来ることをを期待するも、一抹の不安が・・・
何故かこのポイントでは、過去にも一発目からそこそこのサイズが釣れたときは後が続かんことがよくあるのです・・・
悪い予感は見事に的中し、その後は外道すらほとんどかからないほどの低活性・・・
兄やフーチンさんからも同様のメールが届きます。
兄は5月4日にここで72センチを筆頭に4本を上げているが、やはり運を使い果たした・・・?
と言うか、あの時とはまったく様子が異なる。
青イソメの餌にもかかわらず、セイゴが全くかかってこないし、フグすらたまに釣れる程度。
気温はぐんぐんと下がり10℃に、それに伴って浅い水深のため水温も急低下したようで、あの一発目は日没と高水温維持のギリギリ・・・ この日の唯一のチャンスやったんかも・・・?

全国各地のメンバーからもメールが届き、途中経過掲示板の情報でも好調な関東勢や東海勢に比べ、関西勢の不振が際立っている・・・
あのMr.撤収ことやっちゃんですら一匹釣れたとメールが入る始末・・・ ま、サイズが問題やけど・・・
どうせそろそろ車の中で寝るか、帰宅して風呂に入るのは判っている・・・

把握している情報だけで言えば関西勢はジョコさんの先ほどの一本だけである・・・

この状況を打破するべく、兄とフーチンさんは意を決して「深夜の大物ポイント」へ移動を決定。
私とジョコさんもその1時間後に合流して起死回生を図ることにする。
このポイント・・・ 実は深夜や日の出前に大物も出るのですが、幽霊も出ます\(◎o◎)/!
ま、そんなことは全く意に介さないメンツなんで・・・・ って、この夜もそれらしき出来事に兄が遭遇しましたヽ(^o^)丿
結局、フーチンさんとジョコさんの竿にそれらしきアタリはあったものの、フッキングまでには至らず、深夜の大物にも夜明け前の大物にも見放され、私の竿にそこそこええサイズのカレイが釣れただけで夜は白々と明けていったのであります・・・(ToT)/~~~

で、今大会の結果は・・・
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       型の部                  数の部                   総合の部
      1位 ジョコ               1位 ドルキュー              1位 こいち
      2位 ぶんや              2位 こいち                 2位 ドルキュー
      3位 こいち               3位  Mr.6 はまぐり うなデリ      3位 うなデリ
ジョコさんが見事に関西勢の牙城の「型の部」を死守してくれましたヽ(^o^)丿
丹後組米子支部長のドルキューさんも勝手知ったる地元で見事「型の部」優勝。ヽ(^o^)丿
昨年の新人王、東海のこいちさんが「型の部」を制し、今シーズンの新旧交代の急先鋒として名乗りを上げられましたヽ(^o^)丿
そして、ひたむきな努力を続けてこられた山口のMr.6さんと三重のはまぐりさん、今シーズンよりカムバックされた東京のうなデリさんが常連を押しのけて表彰台を獲得されましたヽ(^o^)丿 
それにしても今回のジョコさんの一本は正に値千金でした。
三重に遠征していたうなぼうずさん&ひとみちゃんの師弟コンビや花武さんがまさかの不発に終わり、我々丹後組正規軍も玉砕・・・
あの一本が無かったら、あわや関西勢全滅といった前代未聞の事体になるところやったんですから・・・
で、これが私たち関西勢を全滅から救ってくれた値千金の一本、73cmですヽ(^o^)丿
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そして仇花のような私のカレイです・・・ 美味しかったけど・・・・(ToT)/~~~
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さ、次は6月大会、個人的には1エントランととしてなんとか盛り返さんとあかんし、でも、オーガナイズする立場としては多くの表彰台常連がノーポイントに終わった今大会・・・ シリーズ戦がもつれたほうが盛りあがるからからな~(^^ゞ