女っちゅう生き物は・・・

息子が進学の為に長崎に行って早くも5年目になる。
年末年始には帰省するのだが、息子の使っていた部屋は普段は全く使っておらずその間に物置状態になってしまった。
先週の日曜に家内と二人で大掃除を・・・ 「この際やから壊れてなくても、要らんもんは思い切って全部ほかすか、欲しい人にあげてしまお!」
ということになり・・・・ 要る要らんの選択基準は・・・
①現在も将来も使う予定の無いもの。
②3年以上使用していない、もしくは存在そのものを忘れていた。
③換金性も無く、とにかく邪魔になるもの。

以上の条件で選り分けていくと、ファンヒーター、ベッド、古いオーディオアンプ、ホットプレート、ホカホカカーペット、コタツなど、出てくる出てくる。

息子のベッドの下にあったものを片付けていた妻が「これって要るの? ほってもええんちゃうん?」
何かと見てみると・・・
息子が小さかったころに買い集めた『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』のフィギュア類で、なかなかおびただしい量である。
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開封の物も・・・
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このトランクの中にもぎっしりと・・・
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たしかに処分の条件には合致しているが、やはりコレクション類は別である。
私「それは置いといたれよ。 ほったら怒りよるで」
妻「そんなもん、何年もほったらかしにしてんねんからほってもええんちゃうん? だいいちもう大人やのにこんなんで遊ばへんやろ」
私「あのなあ、男は大人になっても玩具はなかなかほられへんもんなんや」
妻「ほな、このゼロ戦は?」
私「ゼロ戦? そんなもんあったか?」
見てみるとそれは私が買って、いつか組み立てようと取っておいた「飛燕」と「鐘旗」のプラモデルであった。
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私「あほぅ、これはゼロ戦やない、飛燕や!」
「一緒やっ!」
私「一緒なことあるかい、ゼロ戦は海軍で飛燕は陸軍や」
妻「どっちでもええわ、要るんかいな?」
私「要るわいっ!」
妻「あんたらの玩具だけで押入れの下の段いっぱいやんか! 他に釣り道具やらバイク関係やらいっぱいあるしヽ(*`Д´)ノ」
私「全部まだ使うもんや」
妻「ほなこれはっ!」
それは私がかつてレースで、そして息子が空手で獲得したトロフィーたちであった・・・
私「それは記念やから要るに決まってるやろ」
妻「これ全部ほったらかなりすっきりするのにヽ(*`Д´)ノ」

その夜息子から電話があったので、「タートルズほったらあかんよな?」って聞いたら、「当たり前やんかっ!ほったらあかんで!」とのこと・・・
当然である・・・
成長と共に興味の対象がリカちゃん人形やバービー人形から洋服や装飾品に変化する俗物的生き物の女とは違い、男はいくつになっても少年の部分を残した生き物なのである・・・・