大物ラッシュ

昨日は土用の丑の日でしたので、少しばかり鰻の話題を。
下の画像は私が管理人の一人を務めさせていただいている「うな研」のトップページに貼りだしている「今シーズンのでっけえウナギは誰が釣った!」の7月22日時点での画像です。

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今年でうな研は開設から5年、前身とも言えるうな輪から数えると13年目になります。
うな輪時代は私が所属していた丹後組の絶頂期でもあったため、メーター超えや90オーバーがそこそこに釣れ、80台もけっこうばんばん上がっていたのですが、近年は釣れても80台半ばから80前後といった状況が続いていました。
ところが今年はシーズン初期から大型ラッシュと言っても過言ではないほどの釣果が出ておりまして、既に7月時点でうな研移行後の記録を塗り替えるハイペースです。
個人記録で見ても、ひとみちゃん・うなぼうずさん・としさんの3人が自己記録を更新しており、この調子で行けば、8月から開催される団体戦期間中には90オーバー、あわよくばメーター超えも出るのではないかと期待しております。

ただ、ニホンウナギ絶滅危惧種に指定されたこのご時世、私をはじめとするほとんどのメンバーが何らかの自主規制をしており、キープ数は昨年よりもかなり少なくなっています。
私も原則70㎝以下はリリースしているので、今シーズンの持ち帰りは現時点でもまだ6本足らず。
さらに無駄に70以下を釣らないようあれこれと工夫しているので、昨年までとは釣り方も変わってきました。

メディアでは相変わらず「蒲焼の値段が鰻登り」や「異種鰻の可能性」などの報道が盛んですが、絶滅の危機に瀕している動物はなにもウナギだけではなく、他にも多くの種が存在するのです。
ただ、ウナギに関しては、それに携わる業界や、我々日本人の「鰻好き」の関係でメディアのネタになるんですよね。
ただ、世間が騒ぐように、本当にニホンウナギは減ったのか?となると・・・ これはまだまだ「?」のつく部分も多く、学者や水産庁の発表する数字も、ウナギを取り巻く環境の「裏」や「実情」を知れば鵜呑みにはできません。
ただ、はっきりと言えるのは、中国辺りで養殖し、それをベルトコンベアで蒲焼にし、スーパーや牛丼屋で安売りするといった供給スタイルと、それを買い求める消費者の意識だけは変えなければならない時代になってきたということですね。