まむし

うな研の全国のメンバーが慢性的な睡眠不足と闘いながら、いよいよ団体戦も佳境に入ってきました。
私も時間が許す限り出撃しているのですが、目の前で大型をバラしたりすっぽ抜けたりの連続で、未だにチームに貢献できない状況が続いてます。
ま、焦っても良い結果が出ないことはこれまでの経験で解っているので、今週は少し頭を冷やしてみることにしました。
夜釣りが基本のうなぎ釣りですので、この団体戦期間中、全国のメンバーは家族と夕食を共にすることが極端に少なくなります。
そこで昨夜は家内への罪滅ぼしに、「まむし」を作りました。

まむし~? と思われる皆さん、これがその「まむし」です。
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単なるうな重に見えるけど、ゲッ! 蛇のマムシの蒲焼き?\(◎o◎)/!

恐らく関西以外の方はそう思われたと思います。
関西では昔からうな重のバリエーションの一つとして「まむし」なるメニューが存在します。
老舗の鰻屋などは看板や提灯にも「まむし」の文字が躍っています。

これがその「まむし」の正体です。

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鰻の蒲焼きがご飯の上だけでなく、ご飯の間にも入っているのが「まむし」です。
関西の蒲焼きは関東と違い、調理の工程で「蒸し」を入れない「地焼き」のため、表面はパリッとして中はふんわりが特徴ですが、このようにご飯の間で蒸されることによって、少し江戸焼きに近い柔らかさが出ます。
この食感の違いを楽しむのがこの「まむし」の真骨頂で、ご飯の蒸すから「まむし」と呼ばれるようになったという説と、「ご飯=まま」で蒸すからなど、諸説あるようです。
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大阪の老舗鰻屋の包装紙です。

地方から関西に来た人に「おう、今日の昼飯はまむしでも食うか?」と言うと、ほとんどの人は仰天するでしょうね。ヽ(^o^)丿


本文とは関係ありませんが、このうなぎパイのCM、静岡に転居して初めて見た時はインパクトありました。